2021年07月25日

『失語症』のリハビリ

脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や事故、脳の病気など
脳に損傷して起こる後遺症の中に

『失語症』があります。

『失語症』は人と人との意思疎通に支障をきたし、
自分の状況を他人にうまく説明できないことなど、
多くのつらさを抱えていて
積み重なると多大なストレスになります。

失語症患者は国内に50万人いるともいわれているそうです。

失語症は種類があります。
 
ブローカ失語 ‥‥‥‥聞いて理解することは比較的よくできるのに、
             話すことがうまくできず、ぎこちない話し方になるタイプ

② ウェルニッケ失語 ‥‥なめらかに話せるものの、言い間違いが多く、
             聞いて理解することも困難なタイプ

③ 健忘失語 ‥‥‥‥‥物の名前が出てこない、回りくどい話し方になるタイプ

④ 全失語 ‥‥‥‥‥‥「聞く・話す・読む・書く」のすべての言語機能に重度の障害が起きたタイプ

この中のブローカ失語 の患者に有効とされるMITと呼ばれるリハビリ手法があります。

MITとは(メロディックイントネーションセラピー)のことで
1970年代に米国の研究者が提唱したもので、ブローカ失語の患者に
有効とされる音楽的要素を取り入れたリハビリです。
言葉の理解はできるけど、話すことが難しくなった方のための
話し方訓練法です。

関啓子さん(2018年10月に第10回宮崎リハビリテーション講習会、宮崎県身障センターで講演)が
日本メロディックイントネーションセラピー協会を設立。
関啓子さんは脳卒中で自ら失語症患者を経験されていて、
失語症患者を支援するNPO「Reジョブ大阪」や民間企業と一緒に講座の教材を作成中。
「今年の秋には言語聴覚士や一般の人向けのオンライン講習を始めたい」と意気込んでいらっしゃるそうです。





Posted by あかり at 10:58│Comments(0)
 
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