2021年11月26日
高次脳機能障害に関する「宮崎県身体障害者相談センター」からの出前講座概要報告
11月20日(土)午後1:30~ あかり定例会において
宮崎県身体障害者相談センター様の出前講座がありました。
とても分かりやすい講座でしたので、そのポイントををご紹介させていただきます。
講座内容の資料やお話しの内容の全てはHPに掲載できませんので、
必要な方は来年1月以降の定例会等で会員にご確認下さい。
講座は6つの柱でお話がありました。
柱1 数分で誰でもわかる高次脳機能障害の説明
<あかり会員が説明で分かりやすいと感じた高次脳機能障害を理解するポイントの説明>
・就労支援においては「当事者の方の働きたい」という気持ちが大事。
柱3 高次脳機能障害に有効なリハビリはこう行われている
柱6 宮崎県内での支援機関の具体的情報
宮崎県身体障害者相談センター様の出前講座がありました。
とても分かりやすい講座でしたので、そのポイントををご紹介させていただきます。
講座内容の資料やお話しの内容の全てはHPに掲載できませんので、
必要な方は来年1月以降の定例会等で会員にご確認下さい。


<あかり会員が説明で分かりやすいと感じた高次脳機能障害を理解するポイントの説明>
人間の脳は、身体を動かす機能や五感などの感覚に関する機能のほかに
言語や記憶に関する機能、注意や感情に関する機能などの高度な機能を有しています。
私達の脳は、「記憶する」「計画を立てる」「感情をコントロールする」「集中する」
などといった人間らしく生きるための高度の機能を持っています。
病気や事故により脳が損傷を受けたために
この高度な機能が正常に働かなくなり、
日常生活や社会生活に支障を来きたす場合があり
これを『高次脳機能障がい』と言います。
柱2 身障センターが相談支援において考える当事者の「幸せ」に繋がると考えられること
言語や記憶に関する機能、注意や感情に関する機能などの高度な機能を有しています。
私達の脳は、「記憶する」「計画を立てる」「感情をコントロールする」「集中する」
などといった人間らしく生きるための高度の機能を持っています。
病気や事故により脳が損傷を受けたために
この高度な機能が正常に働かなくなり、
日常生活や社会生活に支障を来きたす場合があり
これを『高次脳機能障がい』と言います。

・それは「人と比較せずに自分らしい生き方を見いだせること」と考える。
そのことは同時に支援者の支援目標でもある。
・その為には、当事者の方の「気づき(自己認識)」と「障害受容」が大事で、
「認知的障害回復の鍵は、自分のこころが自分のこころの障害に気づくこと」をお伝えしている。
・ただし、「障害の受容」(上田敏1980)は、その過程において一方向性ではなく、
行きつ戻りつする。
人生のある時は「自分らしい生き方を見いだせた」と思えても、
別のステージでは異なる場合がある。
葛藤を「傾聴(受容と共感)」し「脳の可塑性」を信じてお伝えしている。
・就労支援においては「当事者の方の働きたい」という気持ちが大事。
就労へは就労準備訓練を受け、就労するか、受けずに復職するか、の2つの方法がある。
いずれも社会制度の利用、その為の障害に係る診断を受ける事をお勧めする。

・身障センターはリハビリの実際は行っておらず、一般論としての
「標準的リハビリテーションプログラム」は国立障害者リハビリテーションセンター
(全国拠点センター)のホームページに掲載があり、参照頂きたいと思う。
・当該センターのモデル事業下の訓練の効果について、訓練を受けた者の
97%は訓練1年で改善が見られたと報告されている(H17年度)。
・社会生活能力や社会的コミュニケーション技能の向上の観点からは、
グループによる語りや活動が効果的と言われている。
これらは精神科リハビリや就労準備訓練において実施されている。
・いずれにしても障害に係る診断が必要で、身障センターのR2年度の相談・65歳未満において
確定診断のない方が51.9%あり、リハビリが享受できていない一因とも考える。
柱4 短時間で分かる高次脳機能障がい者が受けられる公的支援

当日の資料2部をそのまま掲載します。コンパクトであり一覧で見ることのできる資料です。


柱5 身障センターの高次脳機能障害相談等の実際



令和2年度の当事者支援に対する相談状況は
①相談実人数52名、相談件数162件、
②内容は、障害の確定診断のこと、受診する医療機関のこと、障害に関する情報提供、
自己訓練、福祉の制度のこと、就労支援など、であった。
自己訓練、福祉の制度のこと、就労支援など、であった。
③相談支援では、「傾聴」が重要。相談者が話すことで内在する問題の解決法を見いだすことを実感する。

必要な情報は身体障害者相談センターに個別に相談して欲しい。
個別に可能な範囲で情報は提供する。
Posted by あかり at
10:31
│Comments(0)
2021年11月07日
令和3年11月 あかり定例会のお知らせ
宮崎県の新型コロナウイルス感染状況は落ち着いており、11月の定例会は予定どおり開催できそうです。今年最後の開催となります。
会場は、県のご厚意により、引き続き宮崎県総合保健センターを使用させていただける予定です。
ご多忙とは思いますが、高次脳機能障害について何でも話せる場ですので、ぜひ足をお運びください。
日時︰11月20日(土)13時半〜15時半
場所︰宮崎県総合保健センター4階
「リハビリテーション交流室」
〒880-0032 宮崎市霧島1丁目1番地2
(宮崎大学附属小学校やJA会館の西側すぐ近く)
※今回は身体障害者相談センターの出前講座も行う予定です。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止することもあります。その時は、メールやホームページで前日までに改めてご連絡致します。
※終了後に役員会を行います。
★注意点1
身体障害者相談センターのご配慮で、会場をお借りしています。
①案内板の表示は、「身体障害者センター高次脳機能障害学習会」です。あかり家族会定例会との表示はありません。
②休みの日なので、入口は警備員室側の通用口(庁舎東側入口)のみとなります。
また、会場とトイレと自動販売機コーナー以外は絶対立ち入り禁止です。
③警備員さんに来館目的を尋ねられたら、「身体障害者相談センターの学習会に参加します」とお答えください。「あかりの定例会に来ました。」と言っても通じません。
★注意点2
参加される際には、可能な範囲の新型コロナウイルス対策をお願いします。
マスク着用、検温して発熱や体調不良があったら参加しない、基礎疾患がある等リスクを懸念する方は参加しないなど。
会場は、県のご厚意により、引き続き宮崎県総合保健センターを使用させていただける予定です。
ご多忙とは思いますが、高次脳機能障害について何でも話せる場ですので、ぜひ足をお運びください。
日時︰11月20日(土)13時半〜15時半
場所︰宮崎県総合保健センター4階
「リハビリテーション交流室」
〒880-0032 宮崎市霧島1丁目1番地2
(宮崎大学附属小学校やJA会館の西側すぐ近く)
※今回は身体障害者相談センターの出前講座も行う予定です。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止することもあります。その時は、メールやホームページで前日までに改めてご連絡致します。
※終了後に役員会を行います。
★注意点1
身体障害者相談センターのご配慮で、会場をお借りしています。
①案内板の表示は、「身体障害者センター高次脳機能障害学習会」です。あかり家族会定例会との表示はありません。
②休みの日なので、入口は警備員室側の通用口(庁舎東側入口)のみとなります。
また、会場とトイレと自動販売機コーナー以外は絶対立ち入り禁止です。
③警備員さんに来館目的を尋ねられたら、「身体障害者相談センターの学習会に参加します」とお答えください。「あかりの定例会に来ました。」と言っても通じません。
★注意点2
参加される際には、可能な範囲の新型コロナウイルス対策をお願いします。
マスク着用、検温して発熱や体調不良があったら参加しない、基礎疾患がある等リスクを懸念する方は参加しないなど。
Posted by あかり at
13:05
│Comments(0)