2014年12月24日

クリスマス会

20日(土)は宮崎県庁近くの「和食の橘」にて、クリスマス会を開催しました。
参加者は合計14名。
予算500円のプレゼントを持ち寄り、参加メンバーに関するクイズ、
当事者による漫才(!)と、楽しく盛り上がりました。
いつもお世話になっている県身体障がい者相談センターの有木さん、
高次脳をより身近なものとして取材をしてくださる朝日新聞の伊藤さん、
ご参加ありがとうございました!


  


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2014年12月15日

鹿児島視察

12月14日(日)は、わたしたちあかりメンバー有志と、県北家族会トゥモローの秋吉さん、
九州保健福祉大学の原先生合わせて9名で、お隣鹿児島へ視察に行きました。
高速を2時間ほど走り、いざ会場のハートピアかごしま(鹿児島県障がい者自立交流センター)へ。
今日は「ぷらむ鹿児島」さんの10周年記念イベント、大運動会に、選手としてゲスト参加です。
70名以上のご参加があり、鹿児島医療福祉専門学校の学生さん等がスタッフとして走り回り、
玉入れ、脳トレ、リレー等、掛け声や笑い声が絶えない、あっという間の時間でした。 
最後に、代表の湯之前さんに、同施設内にある家族会専用の個室(週3日、相談スタッフがつめて
おられる)へご案内いただきました。
数ある障がい者団体の中で、高次脳機能障害の家族会が選ばれて無料で公の施設
を使用しているのは全国的にも珍しいとのこと。「ぷらむ鹿児島」さんの情熱を感じました。
現在の会員数は、53家族とのこと。あかりの最近の参加者は当事者、家族、支援者合わせて
30名前後と随分増えてきましたが、もうすこし仲間が欲しいかなと思います。
鹿児島のみなさん、温かなおもてなしと元気を、ありがとうございました。
またご一緒させてくださいね。  


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2012年08月08日

なんとかお肉が焼けました!



7月21日(土)、いつもの家族会は午後開始ですが、
ちょっと早めに朝10時、宮崎市中央公園に集合。
事務局さまのパーフェクトな準備のもと、安心してバーベキュー開始です。
炭に点火。網にお肉と野菜をならべます。
空は厚い雲に覆われていますが、なんとかお天気キープ!
香ばしいいい匂いにつつまれ、わいわい話もはずみます。
ビニールシートに座り、焼き肉とオードブルをほおばります。
お昼頃から雷がとどろき、ぽつんと来る前に屋根付きベンチへ無事避難。
解散時はたいへんな雨の中でしたが、
11名で夏の思い出をたのしく作りました。

また屋外イベント企画しましょう。

ごちそうさまでした。

カオリ  


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2012年07月18日

3月24日リハビリテーション研究会に参加して

拠点病院の宮崎大学よりお声をかけていただき、
ドクター・セラピスト対象の「第34回宮崎リハビリテーション研究会」
に参加しました。

以前セラピスト向け研修会で講師をつとめられた
作業療法士の永田さんが、昨年開催された
「第3回宮崎リハビリテーション講習会」(宮日会館)
の参加者アンケートについての分析結果を発表されました。

この講習会は毎年秋に開催されているのですが、
昨年は「高次脳機能障害の地域生活支援と社会参加に向けたリハビリテーション」
をテーマに、神奈川の作業所「クラブハウスすてっぷなな」の野々垣所長、
(独法)国立成育医療研究センター橋本圭司先生、2名の講師がお話をされました。
リハビリ関係者、行政スタッフ、当事者・家族等、
満席に近い盛況ぶりで、高次脳に対する関心の高まりを実感しました。

まとめの箇所で印象に残ったことばを引用させていただきます。
「当事者、家族は障害の認定・就労支援の充実の要望が順に多く、
またコメディカル(看護師・薬剤師・歯科衛生士・理学療法士・作業療法士などの
医師・歯科医師以外の医療従事者の総称)
はリハビリ等の充実、社会に対する啓発活動が多い結果となり、
当事者・家族とコメディカルでの要望の相違があった

整形外科の帖佐悦男先生は大変ご多忙な有名人ですが、
「あかり」のことを気にかけて下さり、有難い限りです。

休憩時、帖佐先生と、今年の「第4回リハビリテーション講習会」の講師候補について
打ち合わせをしました。

「あかり」より、昨年視察にお伺いした「ぷらむ熊本」の一ノ瀬さんを推薦いたしました。
後日、一ノ瀬さんから快いお返事を頂戴することができました。

絆がすこしづつ増えてきています。

カオリ
  


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2012年07月10日

打ち合わせをしながら懇親会


みなさま。ご無沙汰しておりました。

5月の家族会など、春先からいろいろなことがあり、
ご報告することがたくさんありますが、
今日は6月25日(月)に行われた「家族会打ち合わせ会」について
お話してみようと思います。

普段は会議形式で4~5人が参加して行う打ち合わせ会ですが、
今回は当事者、家族、支援者有志のご参加のもと、計8人で
はじめて懇親会を開催しました。

飲み放題の居酒屋で盛り上がりながら、バーベキューのこと、
これからの家族会のこと、楽しい打ち合わせ。

こんな風に少しずつ、みんなで「あかり」の子育てが出来ると
良いな、と思いました。


昨日ご案内しましたが、次回家族会は初の屋外イベントです。
お天気になりますように。

                                 カオリ  


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2012年03月13日

セラピスト向け研修会に参加して

先日開催のご案内を差し上げた「高次脳機能障がい研修会(セラピスト向け)」
に参加してきました。
このような専門家の方々の集まりに参加するのは、はじめての経験でした。
参加者は約70名と会場は満席に近く、若い男性も目立ち、
「高次脳機能障害」という障害への関心の高さ、を実感しました。
会場にあふれる真剣なまなざしが、静かな無言の意志として、伝わってくる。
『今担当している患者さんが少しでも良くなるために、
勉強がしたい。情報をお聞きしたい』
遠方ながら小林市からお見えの療法士さんもいらっしゃいました。


はじめに相談センターの岩切所長より、このようなごあいさつがありました。

・「宮崎県身体障がい者相談センター」は支援拠点機関に指定され、この春で3年目
・寄せられる相談は宮崎市を中心とした県央部在住者が多く、
今後は県内全般への啓発に力を入れていきたい
・「あかり」のご紹介(ありがとうございます)。会員の活動通し支援の充実に努めていきたい
・家族への支援に「認知リハビリテーション」は重要。この障がいは複雑多様かつ認知度も
決して高いとは言えない。現場(各医療機関)のご苦労お察ししつつ、取り組み感謝したい
・本日の研修会を通してこの障がいへのより一層の支援の充実がはかられることを期待する

相談センターのみなさまには、常日頃本当に真摯な取り組み、「あかり」へのあたたかなご支援
をいただいています。感謝を申し上げます。


講師のおふたりは20~30代とお若いながら大学病院でご活躍中であり、専門的な医学用語は
ちんぷんかんぷんでしたが、具体的でわかりやすいお話をして下さいました。

長い文章で難しいことばになりますが、お聞きしてきたことをまとめます。
興味がおありの文だけ、ところどころ読んでくださってもだいじょうぶです。
(書いている本人もちゃんとわかってはおりません)

1.講演1
「高次脳機能障がい支援~当院における取り組み~」
(宮崎大学医学部付属病院リハビリテーション部 作業療法士 中武 潤 氏)

(1)高次脳機能障がいの概要、国の取り組みの経緯など

・厚生労働省が平成13年度より実施した「高次脳機能障がい支援モデル事業」
→現在では支援対策の推進に活動の趣旨移行している
・日常生活または社会生活の制約、脳の器質性病変(ストレス、心身症発症など)
→セラピストがサポートする分野
・急性期の患者さん(受傷後1カ月など)の場合は高次脳機能障がいの治療の前に
意識障害等の回復を優先している。
<4つの認知障害について、特に>
・記憶障害
・注意障害には二種類ある(全般性注意障害、半側空間無視)
◎注意機能とは…持続性(一定の活動の間注意集中を継続する)、選択制、
転動性、多方向性(必要に応じて行動を切り替える)
・遂行機能障害
・社会的行動障害→『問題行動』、ととらえられる(大声を出したり暴力をふるったり、

自傷行為をしたり)↓
◎『問題行動』の原因→環境に適応できず、遂行機能障害・注意障害が困惑・不安感、

無力・抑うつ感を引き起こす
・訓練に際しては、患者さんの環境調整(家族へのアプローチ含む)が必要※家族へのケアも必要
◎国立身体障害者リハビリテーションセンターのHP内に
「高次脳機能障害情報・支援センター」サイトあり。本日の講演内容、こちらより引用されたとのこと
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/explain/tebiki/pro_med.html

(2)宮崎大学医学部付属病院について

 1)検査入院
・県身体障害者相談センターより紹介→5日程度の入院。整形外科・脳外科・精神科医の診察
カンファレンス後診断
・MRI等画像検査も実施
・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)が評価・報告・指導
・検査入院者数 平成22年度 10件、23年度 2件
・OT(※宮城県方式簡易高次脳機能障害チェック表使用)
・脳外傷者の認知鼓動障害尺度TBI-31→家族の日常のサポートの目安になる
・↑脳外傷以外のインフルエンザ脳症、低酸素症にも適用できる

 2)入院患者のリハビリテーション
・意識障害や通過症候群を考慮し、症状に対し不安を感じる言葉を避けたり、
「疲れたら教えてください」と声をかける
・訓練→患者・家族に評価結果定期的に知らせる、認知リハビリテーションの説明、
転院先への情報提供(急性期病院のため転院あり)
・症例に関する情報提供→数がまだ少ないため今後の課題
・心がけていること→継続的支援(日常生活に戻った後も。学校や地域社会へもアプローチ)、
実生活における具体的目標を立てる、連携施設との連絡
・リハビリテーション講習会、2010年より過去3回開催(※2011年は10月2日開催されました)
・上記講習会でのアンケート結果について(要望についての設問より)
◎当事者家族→高次脳機能障害の認定、就労支援の充実が多い
◎医療従事者→リハビリ等の充実、社会に対する啓発活動
→当事者家族と医療従事者、ニーズのずれがある
・日本脳外傷友の会にて「生活実態調査(H25)」実施※HPに報告書あり
http://npo-jtbia.sakura.ne.jp/about/pfizer/2010report.pdf#search='日本脳外傷友の会 生活実態調査'
・上記調査の考察→社会的理解や相談支援は前進したが、
訓練等具体的サービス提供への反映いまだ十分ではない
◎今後の附属病院の課題→高次脳機能評価の見直し、他施設との連携、
グループ訓練、リハビリテーションの効果判定

2.講演2
「高次脳機能障がい支援~当院における事例紹介~」
(宮崎大学医学部付属病院リハビリテーション部 作業療法士 永田 真哉 氏)

 1)事例1
・10代女性。学校生活がとても楽しい
・「行動記憶」を重点的にリハビリを試みている
・生活一部要介助
・出来ないことに対して両親に助けを求めることができる
・家の手伝い(洗濯物たたみ)できる。ゲームが好き

 2)事例2
・60代女性。復職を希望している
・コミュニケーションは会話レベル、行動は自立しており、運動の趣味がある
・記憶及び記銘力の低下。見落としがある
・パソコンの練習を訓練に取り入れている


最後に岩切所長、講師のおふたりと「行政・支援者(医療機関他)・『あかり』が
同じ歩幅で歩いていけるような、宮崎らしいモデルをひとつひとつ作っていきましょう」

とお話しました。


セラピストのみなさま、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



今週の家族会の講師は、この日の講師のおひとり、中武さんです。
障害は治らないから「障害」。これは現実で動かせない事実ですが、
「良くなる」ことはできる。「良くなりたい」と思うことはできる。
そんな気持ちをみんなで分かち合えるような会になればと思います。

ご参加、お待ちしております。


先日は二十四節気のひとつ、「啓蟄(けいちつ)」でした。
土の中で冬ごもりをしていた虫たちが春の訪れを感じ、
地上に這い出して来る日、だそうです。

「あかり」もすこしずつ、春のひかりに誘われて、
地上に這い出すことができますように。


カオリ
  


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2012年02月06日

特製「あかりカレー」のできあがり

1月21日(土)くもり

12:00 準備班、中央公民館へ集合。調理器具やお皿の準備、野菜切りとお米とぎ。
当事者(弟です)もセンター中村さんとニンニク、豚肉をせっせと炒めます。
一人暮らしのご家族Tさん、ソバ打ち職人のようなバンダナと前掛け姿で手際良く玉ねぎ炒め。

13:00 第5回家族会開始です。
当事者3名、家族4名、支援者(行政スタッフ)5名、事務局3名、計15名
(内3名は完成前後に何とか合流し味見係りを担当してもらいました)。
立場、役職、関係ありません。
「料理が好きで得意な」リーダーを選び、3つの班に分かれ、
ひたすら「あかりカレー」の完成に向け全員作業です。
手が足りないところや得意な作業、逆に応援を頼んだり。
煮込みの間は趣味や家族の話をしたり。
3つの鍋からいい匂いが部屋中に広がりおなかもぺこぺこに。

14:00 出来上がり。取材にいらした朝日新聞の記者さんも一緒に、
いただきます!
自家製のキムチやお菓子の差し入れで一層和やかに。
カレーの味、初めてのレクレーションの感想、
いつもの視聴覚室とは一味違ったやわらかい笑顔がたくさんありました。

15:30 事務局伊井さんのてきぱき指導(料理上手)、
壹岐さんに事前に作成していただいたスケジュール表のもと、
あっと言う間に時が流れ、終了(もちろん、後片付けも全員です)。

みんなでつくって、みんなで食べるカレー。美味しかった。

楽しくて、リラックスできて。一緒にいたいな、また会いたいなって思って。

「仲間」というスパイスがじんわり効いた気がします。


Tさんのコメントより。
「こんな風に少しずつ、ゆっくり、みんなでやっていきましょう」

ごちそうさまでした。

カオリ  


Posted by あかり at 11:24Comments(2)活動報告

2011年09月29日

打ち合わせ会のご紹介と今年のスケジュール

9月13日(火)の夜、「第2回家族会打ち合わせ会」なるものに出席しました。
第1回は6月6日(月)、前回の(6月18日)家族会開催の約二週間前に行われました。

この「打ち合わせ会」は、「家族会(元・語ろう会)」を何度か開催していくうちに、
今回も無事終わった、だけではなんだか物足りない…。
もっと、語りたい。次は更に、来て良かったという会にしたい。
という思いが主なメンバーの胸の中にめばえたことがきっかけではじまりました。

都合がつく代表・家族・事務局ご担当のNPOスタッフがお茶やお菓子を片手に、
直前の会の振り返りと次回の進め方などについて意見交換を行いました。
(事務局様、おまんじゅうありがとうございました)
一回一回の活動をたしかに積み重ねていくための具体的な方法、
初参加の方々がリピートしたくなる、居心地のよさについての具体的なアイデア。
前を向いて、たくさんのことを話し合います。とても濃い1時間のミーティングです。

今回は年間スケジュールの予定に入っていた「近県家族会への視察」について
事務局の壹岐さんが九州内の高次脳機能障がいおよび脳挫傷の会を調べてくださいました。
せっかくなので、「九州の家族会まとめのリスト」を掲載してみたいと思います。

●福岡県…高次脳機能障害『ぷらむ』     
        福岡・高次脳機能障がい者と共に歩む翼の会 福岡・翼の会
●佐賀県…高次脳機能障害『ぷらむ』佐賀
●長崎県…脳外傷『ぷらむ』長崎
●熊本県…高次脳機能障害「ぷらむ・熊本」
●大分県…脳外傷友の会「おおいた」
●鹿児島県…高次脳機能障害「ぷらむ」鹿児島

改めて感じたことですが、上記のリストに、わたしたち「あかり」が加わります。
宮崎県の家族会として。
宮崎にも、家族会が出来たのです。


今年の主なスケジュールをお知らせいたします。
詳細は、壹岐さんに記事の投稿をしていただきますので、
あくまでも予定ということで、スケジュール帳にちいさくメモをしていただければ
幸いです。

●10月2日(日)14:00~第3回宮崎リハビリテーション講習会
「高次脳機能障害の地域生活支援と社会参加に向けたリハビリテーション講習会」
 ・詳しくは宮崎大学のリンク先をご覧ください。
http://www.miyazaki-u.ac.jp/news/2011/0906koushu.pdf
●10月15日(土)13:30~平成23年度第3回家族会
●11月~年内(予定)近県家族会の視察
●12月17日(土)平成23年度第4回家族会(レクレーションも検討中)

台風が過ぎて宮崎も急にひんやりしてきました。もう秋ですね。
季節の変わり目はどんな人でも体調を崩しがちですが、高次脳機能障害のみなさんの中には
気分が不安定な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

どうぞ、ご無理のないように。

                                     カオリ  


Posted by あかり at 08:35Comments(0)活動報告

2011年09月06日

第2回家族会に参加して

8月20日(土)、本年度第2回家族会が開催されました。
事前の告知につきましては、NPO法人宮崎県ボランティア協会のみなさまはじめ、
ご協力いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

前回6月の開催時は高次脳のご本人の参加はなく、ご家族も4名でしたが、
今回はご本人3名、ご家族6名、医療・福祉関係者及び支援者を含め約20名の参加と、
とてもたくさんの方々とお会いすることができました。

会の内容は次の4つと盛りだくさんでした。

1.Aさんとご家族の体験談(ご本人の日常のビデオ視聴あり)
2.「きらっといきる」の視聴(NHK教育テレビ7/1放映)
3.1.2.をふまえた意見交換
4.県身体障害者相談センター中村さんより、宮城県作成のハンドブックのご紹介

Aさんは大学生の頃交通事故で高次脳機能障害が残り、休学や復学等を繰りかえし、
長期間かけて大学をご卒業後、ある企業で正社員として働いていらっしゃいます。
「きらっといきる」の主人公、高野さんも22歳の頃受傷後、幾度も就労の困難を体験され、
大分の障がい者支援施設にて就労訓練を積んだのち、ジョブコーチとやりとりをしながら
ホテルの清掃という仕事にチャレンジしていらっしゃるそうです。

Aさんも、高野さんも、見た目は「ふつう」です。
けれども、VTRの中の日常の動作は、ひとつのことに集中すると他のことを忘れている。
(花の苗の仕訳に集中して他の苗をおっことしてしまう、コピーをとる作業に気をとられ、
無防備に財布を人目につくところに置いている等)
そんな姿は、当事者や家族から見ると「ああ、そうそう」と首が痛くなるほど納得できますが、
おそらく事情を知らない人には
「のろいなあ」「能力ないんじゃない?」と誤解されてしまうのでしょうね。

Aさんとご家族のお話の中で、印象的なことばが4つ残りました。

●ひとに障害のことを説明するときは、難しい医学用語を使わない
(ただでさえ、「高次脳機能障がい」という長くて覚えにくい名前ですからね)
●「障がい者」になったことを、前向きにあきらめ、受け入れ、周りに助けを求める
(前向きなあきらめは「受容」という意味ですが、なかなかうまくいかないご家族も
たくさんいらっしゃると思います。難しい問題で、一家族であるわたしも自信がありません)
●周囲に自分が障がい者であることを何度もアピールする
(前述のように、見た目が健常者であるため、つい忘れられることが多々あるそうです)
●「明るいこと」
(明るい人の周りには、ひとが集まってきますものね)

いろんなことがあったと思いますが、Aさんは、「明るい」人でした。

おちこんではいけない、という意味とは違う気がします。
がんばって明るくなれ、という意味とは違う気がします。

家族会にとって心地よい「明るさ」はなんだろう。
「あかり」は、まだ旅をはじめたばかりです。

                                    カオリ

  


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