2017年08月13日

脳が損傷されると疲れやすくなる



   易疲労性(いひろうせい)

 

 脳が損傷されると疲れやすくなる方が多く、

その症状のことを 『易疲労性(いひろうせい)』 と言います。

 

?なぜ、脳が損傷されると疲れやすくなるのでしょうか?

 

脳の神経は、新しい行動を学習する時は

活発に働きますが、

いったん学習して、脳の中で神経回路ができてしまえば、

最初のように活発でなくても省エネモードで

行動を起こすことができるようになります。

小さい頃からの習慣など長い時間をかけて

習得してきた事など…。

 

脳が損傷されると、

その作り上げた回路が寸断されて、

使えなくなってしまいます。

 

そのため、以前は余力を残し8割の力でできたことが、

全力以上の力を出さなくては

同じことができなくなってしまいます。

 

常に全力で頑張っていては、

疲れやすくなるのは当然です。

 

疲労しすぎてしまう前に、

早めに疲労のサインに気付いて、

こまめに休憩をとったり、

本人の好きなことで、

リフレッシュするなどするとよいでしょう。


 

本人はもちろん、家族や支援者は

脳の疲労を察知し、理解してあげ、

以前はできたのにと言ったり、責めたりせず

頑張り過ぎないようにしてあげて下さい。



           ~~高次脳機能障害「解体新書」阿部順子/浦澤秀洋監修 MCメディカ出版より~~

  


Posted by あかり at 19:40Comments(0)

2017年08月08日

8月19日(土)午後1時半~市民プラザ4階で定例会を行います。



    日時:8月19日(土) 13:30~15:30

  場所:宮崎市民プラザ4階 和室



  前回の反省を込めて、ゲームなどを交えながら、参加者の皆さんに、ゆっくり話し合っていただきたいと考えています。


    キョロキョロ 交通事故や脳出血などの頭部損傷による怪我や麻痺から回復したが、忘れっぽくなった。
  大泣き 仕事に戻ったけれど、段取りがうまく出来なくなり毎日が辛い。
  クレイジー 家族に暴言を吐いて、どうすれば良いか分からない。‥‥‥
など、就労や修学を始め、日常生活でお困りの高次脳機能障がいの当事者やご家族の皆さま、当会の当事者や家族との交流を通して、穏やかな気持ちを取り戻していただきたいと思います。

  高次脳機能障がいでお困りの当事者、ご家族の皆様、更には、当事者や家族を支援していきたいとお考えの方など、ご関心をお持ちの方に是非とも参加していただきたいので、ご希望の方がおられましたら、事務局まで、ご連絡ください。

             0985-72-8282

             ラブレター clover@urban-e.co.jp

             又は、タイムラインをご利用ください。

             相談サポートクローバー内
          みやざき高次脳機能障がい家族会あかり事務局

  


Posted by あかり at 10:49Comments(0)

2017年08月02日

感情コントロールの低下



   人は社会の中で、他人の気持ちをくみ取りながら自分の気持ちとの折り合いを見つけ、互いの均衡を取り合って生活しています。ですから、怒りを覚えたときに一瞬、ここで怒鳴ってよいのだろうか?相手はどう感じるだろうか?はたまた、怒鳴った後でも、「やってしまった」と振り返るのが私たちの日常ではないでしょうか。

 高次脳機能障害で感情コントロールが困難になると、この「一瞬」が欠落してしまします。

 思ったら口に出さずにはいられない、気づいたときには言動、行動に現れている状態です。そこにはどうにもコントロールのつかない自分(脱抑制の状態)がいます。

脳の損傷をきっかけに、
  ●つねにイライラしやすい
  ●ささいなことに興奮して怒鳴り声を上げキレる
  ●ちょっとの時間も待てない
  ●テレビを見ながらやたらと感動して泣いている
  さらに自己中心的・意欲不満などで、場にそぐわない不適切の行動をとり、他者となじめず生活や社会的な活動に影響が及ぶようになったりします。


高次脳機能障害の支援には、精神疾患や発達障害とは異なる固有のアプローチが必要です。


ちっ、ちっ、ちっ 対応のポイント
 【本人の対応】
   拍手 感情のコントロールができないことを自覚し反省する気持ちが芽生えるようであれば改善へ
    と導くチャンスです。その為のスキルを身に付けられるように訓練します。
        ①原因から物理的に離れる ‥‥‥ 自ら怒りの対象から離れる・見ないようにする。
                                怒りを自覚して行動を修正する。
        ②気分を切り替えるきっかけを決めておく ‥‥‥ クールダウンに導く。
        ③別のことを考えるために
        あらかじめ楽しいテーマを用意しておく ‥‥ 好きな物、好きな人のことなど別のこと
                                     を考えて気持ちを切り替える練習をする。



 【周囲の対応】
        ①約束して守らせる ‥‥ 必ず本人の理解を得た約束事にし、うまく対応できた時
                         は“マル”など、結果を振り返る。
        ②原因から物理的に離す ‥‥ 怒りの対象から遠ざける。
        ③フィードバックする ‥‥ 落ち着いてから本人ができるような簡潔な説明をし、
                         「何でおこってたんだろう?」「何ですぐに腹がたつのか?」
                         ‥と振り返りを行い取るべき行動を教える。
            星ただし、怒りを思い出すことで怒りが再燃するようなことが予測される場合は、
                      この対応は慎む方が懸命です。
        ④反社会的な行動は禁止する ‥‥ あたりまえですが、社会的に許されない行動は
                         断固として禁止し、一貫した対応を取る。
        ⑤良いところは褒める ‥‥ うまく回避できた場合は、きちんと褒めてあげましょう。
                         イライラしやすく怒りっぽくなったのは、後遺症が原因である
                         ことを説明して、自分自身を過度に責めないようにすることも
                         必要です。


 ハート高次脳機能障害の場合、怒りやすいポイントやきっかけ(いわゆる"地雷")が潜んでいる場合があることも忘れてはなりません。
"地雷"を踏まないこと、これが重要です。
感情の爆発を防ぐことは、本人はもちろんのこと周りで支える人たちが疲弊してしまわないための大切なポイントです。
イライラしている人や怒っている人のそばにいると「もう、嫌だ!こっちまで怒れてくる!!」というようなことも多々あります。
周りの人たちも、時には適当に受け流すくらいの気持ちで背負い込み過ぎないようにすることが長く支えていく秘訣です。
安定した環境と信頼できる人の存在が本人の学びを促進します。支える側のストレス発散方法も考えておきましょう。


     ~~高次脳機能障害「解体新書」阿部順子、浦澤秀洋監修/MCメディカ出版~~




  
  


Posted by あかり at 19:28Comments(0)