2021年04月26日
『星に語りて』アンコール上映会


舞台の一つは、岩手県陸前高田市。高台にある共同作業所「あおぎり」では、津波の直接的な被害は
免れたものの、仲間の一人を失って落胆する利用者たちを女性の所長が励ましながら、一日も早く
障害のある人が日常を取り戻せるように一歩を踏み出そうとしていた。また、全国障害者ネットワークでは、
東京、秋田、岩手、福岡など全国のグループが連携して支援活動を始めようとしていた。そんな矢先、
「障害者が消えた」という情報が入ってきた。多くの避難所をまわっても、障がいのある人の姿がほとんど
見当たらないというのだ。
一方、福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされた地域の一つ、南相馬市では、避難できずに
取り残されている障害のある人の存在を知った共同作業所「クロスロードハウス」の代表らが、自らの手で
調査に踏み切ろうとしていた。被災地各地に支援センターが設置され、次々と支援物資が送られ、全国各地
から支援員が集まってきた。しかし、各地の障害のある人の安否確認を進める中で、彼らに立ちはだかる障壁
があった。それは、個人情報保護法によって開示されない、障害のある人の情報だった。法律によって
守られる人権と、一刻を争う人命救助との狭間で苦しむ支援者たち。全国障害者ネットワークでは、この障壁を
打ち破る手立てを模索していった。
日 時 場 所
5/22(土) 13:00~ 都城市祝吉地区公民館(都城市郡元1丁目1-4)
15:30~
5/23(日) 14:00~ 日向市中央公民館(日向市中町1-31)
5/28(金) 10:00~ 宮崎市社会福祉協議会(宮崎市花山手東3丁目25-2)
14:00~
19:00~
5/29(土) 14:00~ 高鍋町美術館(児湯郡高鍋町大字南高鍋6916-1)
5/30(日) 13:30~ 宮崎市民文化ホール(宮崎市花山手東3丁目25-3)
チケット
大人(高校生以上)……… 1,000円
小中学生 ……… 500円
障がい者・家族 ……… 1,500円
問い合せ先
TEL : 090-8392-3741

その真実を知っていただきたいのです
私が強く願うことは、この映画を障害福祉へ関心の無い人たちにこそ、ぜひ観てもらいたいという思いです。
私はこの映画に携わるまでは、恥ずかしながら、自分もその一人でした。
もちろん、障害のある人を軽視していたつもりはありませんが、被災した障害のある人たちが、こんな状況下に置かれていたなど、知る由もありませんでした。
それはきっと、知らず知らずの内に障害のある人たちの存在を、忘れていたのだと思います。
普段、障害のある人と接点が無い人たちは、きっと私と同じでしょう。
ですから、そんな人たちがこの映画を観て実情を知ってくれれば、きっと障害のある人たちの存在を意識し、関心を持ってくれるはずです。
人は、いつ障害を持つかわかりません。
それは病気や事故によるものかもしれませんし、健康である人も、歳を取ると共に何かしらの障害がある人になり得るのですが、それに気づいていない人たちが大勢いるのです。
この映画は、過去の東日本大震災を描きながら、すべての人にいずれ訪れる、未来の有り様をも描いています。
私はこの「星に語りて~Starry Sky~」を、一人でも多くの人に観てもらい、その真実を知っていただきたいのです。
Posted by あかり at 11:24│Comments(0)